由緒正しい石炭
- 公開日
- 2017/11/09
- 更新日
- 2017/11/09
お知らせ
○地域に住む、瀧澤功忠 さんから写真のような石炭をいただきました。
産出した場所や年度、用途などがはっきりしている石炭です。
○校長室前に飾ってある石炭の略歴
・石炭名 三菱南大夕張原料炭
・用途 製鉄用コークス原料
・品質 カロリー 8100kcl
燐分p 0.01%
・採取 地下約2000m
昭和55(1980年)年頃
・炭鉱名 三菱南大夕張炭鉱
○実は、瀧澤さんから、写真の石炭をいただいたのは少し前になります。紹介が遅れたのは、5、6年生に先に見せていたからです。瀧澤さんからは、合計3つの石炭をいただきました、これらは実際に瀧澤さんが採掘したとのことです。また、お話しによると、製鉄用のコークス原料となる石炭は、とても品質のよいものとのことです。
明治から昭和中期にかけては石炭が燃料の花形でした。その後、石油へと移行し、現在は石油に加えて、天然ガス、原子力、水力、水素、クリーンエネルギーとして、太陽光発電や風力発電などがあります。石炭一つからいろいろな当時の社会状況も見えてきます。
・校長室前を通る1年生が、写真の石炭を見ながら「きれい」と話していました。こんなに大きな石炭を見るのは初めてのようです。というよりも、石炭自体を初めて見たと言う子も何人もいました。小学校の時に、だるまストーブ用にコークスを運んだ私としては複雑な気持ちです。