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家庭でできる学習 その4 漢字

公開日
2020/04/24
更新日
2020/04/24

お知らせ

○へんの仲間集め競争
漢字には「へん」と「つくり」があります。
そんな 「へん」の仲間集め競争です。

●やり方
・同じ「へん」の漢字を3分間でいくつ書けるかを競います。「家族で競争」してもいいですし、個人で「タイムトライアル」としてもよいと思います。
・例えば、「「木へん」の漢字を集めなさい。」
・「時間は3分です。」
・「用意スタート」松、杉、檜、材、桐、楓・・・・・・・。
・「ストップ。」
・書かれた漢字が本当にある正しい漢字か国語辞典などで確かめます。
・正しい漢字の数が得点になります。
・対決の場合は、得点が多い方が勝ちです。タイムトライアルの場合は、得点を記録しておき、記録更新を目指します。

○注意:あまり考える時間が長いと飽きてしまいます。長い時間やっても、なかなか同じへんの漢字は出てこないものです。3分位がよいところです。そして、集めた漢字が本当にあるのか、国語辞典か漢字辞典で調べ、答え合わせをします。漢字辞典を使うと自分が気がつかなかった漢字がいやでも目に入ってきます。

●効果
・漢字の「へん」集めを通して、同じへんの漢字に共通するものを考えることで、漢字の意味を知ることが出来ます。

(参考)
・「木へんの漢字」:板、杉、松、檜、桐・・・・・・・。
*「木へん」がつく漢字は、ほとんどが木に関係のあるものです。
・「金へん」は金属に関係したもの、「さんずい」は水に関係したもの

「へん」にはそれぞれ意味があります。その意味がわかれば、漢字の意味も想像できるようになります。また、「つくり」の部分は、音読みを示していることがよくあります。
例えば、「板」を例に取ると、「木へん」なので「木」に関係する漢字だと想像できます。また、「つくり」を見ると「反」です。読み方は「ハン」「バン」ではないだろうかと想像できます。実際「板」の音読みは「ハン」「バン」です。

 仲間の漢字をたくさん考え、書くことで共通性に気がつきます。また、「つくり」を見ると「音読み」が想像できるので、知らない漢字も何となく読めるようになります。

●兄弟でやる場合は、話し合って、高学年にハンデをつけて下さい。何回かやるうちにハンデを増やしたり減らしたりすると面白いと思います。ゴルフと一緒で、学年が下で漢字を苦手としている子ほど、ハンデが大きくなります。勝負は競らないとつまらないものです。また、ゴルフではシングルプレーヤーは憧れの存在ですが、漢字仲間集めでも、漢字をよく知っている子は、ハンデが少ないシングルプレーヤーです。ハンデ減らしを目標にする子がいてもよいと思います。楽しみ方はそれぞれです。