10月23日(金)の給食
- 公開日
- 2020/10/29
- 更新日
- 2020/10/29
給食
ごはん
玄米ごはん
せんべい汁
みかん
牛乳
今日の給食は、ブックメニューです。宮澤賢治の「雨ニモマケズ」にちなんで、玄米ごはんを提供しました。白いごはんと比べると、少しかたいし、味も違いますね。(写真ではわかりにくいのですが、白いごはんの上に、玄米だけのごはんを載せています。)
「雨ニモマケズ」には「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ・・・」とあります。四合は、給食の3-4年生のごはんの量でだいたい8杯分です。今の感覚からすると、ずいぶん多いような感じがしませんか?これは、戦前までの日本の労働者が、わずかなおかずで大量のごはんを食べる食習慣であったためで、当時としては特別多いわけではありませんでした。
むしろ、注目したいのは、魚も肉も卵も食べていなかった点です。これは、賢治が菜食主義をとっていたためです。賢治は、他者の命を奪って生きることに強い抵抗を感じていたため、菜食主義を貫いていました。
給食は、成長期の子どもたちの体をつくるものですので、菜食というわけにはいきません。鶏肉を多めに入れた岩手の郷土料理のせんべい汁も提供しています。
今日もしっかり食べて、丈夫な体を作りましょう。