豊島区の小学５年生を対象に、音楽鑑賞教室が開かれました。
会場となったのは、池袋にある東京芸術劇場です。東京芸術劇場のパイプオルガンは約９，０００本のパイプから成る世界最大級の規模を誇るものです。背中合わせにオルガンが２つ作られ、第１の面はヨーロッパの伝統に沿った様式のオルガン、第２の面は２０世紀の音楽にも対応できるようにしたモダンタイプのオルガンがはめ込まれています。世界的にもめずらしいこのパイプオルガンの音色やオーケストラの生演奏を聴くことができ、子供たちはとても有意義なひとときを過ごすことができました。
演奏は、東京都交響楽団の皆さんです。オーケストラによる「剣の舞」「おどるこねこ」「新世界」そしてパイプオルガンによる「フーガニ短調」など、授業で学習した曲を鑑賞しました。奏者の方が客席に近寄って演奏したり、楽器紹介のコーナーがあったりして、あっという間に時間が過ぎていきました。生の演奏は大変迫力があり、みんな真剣に聞き入っていました。最後にオーケストラの伴奏に合わせて、「ビリーブ」を歌いました。オーケストラの重厚な伴奏と美しい歌声がホールいっぱいに響き渡り、とても有意義なひとときを過ごすことができました。曲目や作曲者、楽器について、しっかりと事前学習をして臨んだこの音楽鑑賞教室。一流のオーケストラの演奏を聴くことで、音楽への愛好心がいっそう高まったことでしょう。