学校日記

校長室通信NO3

公開日
2010/07/06
更新日
2010/07/06

校長通信

平成22年度校長室通信NO3。   7月7日発行
一つのことをやり遂げよう
       (夏休みのしおりより)

 7月21日から夏季休業が始まります。仮校舎に移転して初めての夏季休業に入りますが、事故やけがのない安心・安全な長期休業にして下さい。
さて、私の中学生時代を振り返りますと、夏休み中に、理科の先生から課題が出され、仲の良い友達と、グループ研究をしたのを思い出します。これは「一人一研究」と題され、1年生のときは、「糸瓜の研究」、2年生の時は、「雲の研究」、3年生の時は「カビの研究」と毎年夏休み中に行いました。これらの研究は、理科の教科に関係するもので、継続性がなければなりません。観察・分析・考察という過程を経ていることも、この研究の絶対条件になっていました。糸瓜の成長状況を毎日観察したり、雲の動きを時間を決め写真を撮ったり、ビーカーにカビを発生させ、その変化を絵や図に表したりしました。夏休みが終わると、「一人一研究」の発表会が学年単位で行われました。今思うと、現代版、総合的な学習です。課題を自ら設定し、その課題を解決していく。更にプレゼンテーションまであります。この研究を終え、やり遂げたという達成感と充実感を覚えました。
長い夏休みに入りますが、こんな時こそ日頃できないことにチャレンジしてみることが大切です。それも継続性のあるものがいいと思います。一つのことをやり遂げた後には、成就感や満足感が芽生えるはずです。
8月27日(金)には、一つのことをやり遂げたという皆さんの元気な顔を見せて下さい。