反省とは
- 公開日
- 2022/11/28
- 更新日
- 2022/11/28
校長メッセージ
反省とは、純粋に自分の行為や行動を顧みる(かえりみる)ことです。懺悔や後悔のように自分を判断し裁く行為ではありません。
反省は、同じ過ちを繰り返さないようにするために情報収集が必要です。不必要と思えることを省いたり、改める部分を発見して改善法を考えたり、あるいは成功したことを祝福したりする習慣なのです。そしてときに、この反省は周囲に知らせる行為を含みます。よく反省文を書いたり、先生の前で反省の言葉を述べさせられたりした経験があるのではないでしょうか。そんなときには、ついつい「自分批判」をしたくなりますよね。「なんでこんなことをしたんだろう」「自分はだめなんだ」と。
この「反省」に似た言葉として「内省」というものがあります。これは自分自身に向き合うという意味合いが強いので、周りに知らせる必要も無く、自己批判的な意味も含まれません。もともと反省も内省も周りに周知するかどうかの違いだけだったのに、なんとなく自分批判につながってしまうのは良くないことですね。ですから先にも述べたように、上手くいったり成功したりした事例にも焦点を当て自分を褒めてあげることも反省や内省につながるのですね。
反省には、より良い自己実現のために過去を顧みて未来を創っていくという、後半に重きを置いた意味合いが重要なのです。
先の土曜日では、「れんが祭1年生の部」を実施しました。合唱祭でうまくいったこともいかなかったことも、過去を顧みて未来を創っていく材料にしてほしいものです。
ご覧いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
学校長 川合 一紀