家庭科新聞30号 令和2年5月11日版
- 公開日
- 2020/05/11
- 更新日
- 2020/05/11
学校生活
昨日の免疫力チェックはどうでしたか。
生活を見直すきっかけになってくれたら、うれしいです。
今日は、免疫力アップの話を書きたいと思います。
家庭科新聞19号で健康のための3つの条件を紹介しました。
・バランスのよい食事
・適度な運動
・十分な休養
この3つが免疫力アップにつながります。
今日はその中の[食事]の話です。
免疫機能を維持するためには、下記のものを多く含む食品を摂取すると効果的です。
・良質なたんぱく質
筋肉や臓器をつくりホルモンや酵素の原料になる栄養素です。
主な食品…肉類・魚介類・卵・大豆製品(味噌とかです。)
・n-3系脂肪酸(おめがさんしぼうさん:この頃、よく聞きます。)
炎症やアレルギーを抑える働きを抑える作用があります。
主な食品…青背魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)
・ビタミンA
粘膜の状態を良好に保ち細菌感染の予防に役立ちます。
主な食品…レバー・うなぎ・緑黄色野菜(緑黄色野菜のカロテンが体内でビタミンAになります。)
・ビタミンC
免疫細胞の働きを活性化させる。
主な食品…緑黄色野菜・果物類・芋類
・ビタミンE
免疫細胞の活性化と共に活性酸素を中和する作用を持ち、アンチエイジングにも効果的
主な食品…アーモンド等の種実類・かぼちゃ・ひまわり油等の植物油
・乳酸菌
免疫機能の大部分を占める腸内環境改善のため善玉菌の増加に効果的
主な食品…納豆、チーズ、ヨーグルト、味噌、漬物
これらの中で一番、意識してほしいのは、良質なたんぱく質の摂取です。たんぱく質は、どの年代の人も摂取しなければならない量にほとんど変化はありません。
また、これらを100%目指すのは、無理なので、指針として、これからの食事の参考にしてくれるとうれしいです。