学校日記

家庭科新聞27号 令和2年5月8日版

公開日
2020/05/08
更新日
2020/05/08

学校生活

料理は、知恵と努力の結晶です。
料理をする中で、色々な道具が生まれて、私たちはそれを便利に使って料理を作っています。道具があるからこそ、誰かが作った料理を再現することができます。

調理の手順のひとつに計量があります。
今回、この家庭科新聞で紹介している料理などで材料を計量する時に計量カップや計量スプーンを使用しています。

西池袋中学校の調理室には、計量器具と言われるものが3種類あります。
それは、計り(上皿自動計り、デジタル計り)と計量カップ、計量スプーンの4種類です。
計りは、それぞれ、最大計量と最小表示が違います。それについては、西池袋中学校の3年生の皆さんは、是非、ファイルを見て、思い出してください。

[計量カップ]
家庭で料理に使っている計量カップには、2種類あります。

ひとつは、水や牛乳などをはかる1カップが200ml(cc)のもの

もうひとつは、お米をはかる1合が180ml(cc)のものの二つがあります。

昔は、お米を枡(ます)で計っていました。そして、例えば、日本酒の1升瓶には、10合のお酒が入っています。

この『合(ごう)』という単位は、日本古来のものです。日本古来の長さの単位は、『尺(しゃく)』で10寸(すん)が1尺、質量の単位が『貫(かん)』で1000匁(もんめ)が1貫、体積の単位が『升(しょう)』で10合が1升です。
ちなみに5円玉は、1匁(もんめ)で約3.75gで、関東地方の畳の大きさは、5尺8寸×2尺9寸(176cm×88cm)です。今でも日本古来の単位が身近にあります。

[計量スプーン]
計量スプーンには、2種類あり、容量を計るだけでなく、正確ではありませんが、重量を計ることにも使えます。

大さじは、15ml(cc)です。
水・塩・酢・酒は15g 醤油・味噌・みりんは18g 砂糖は9g 油は12g
小さじは、 5ml(cc)です。
水・塩・酢・酒は5g 醤油・味噌・みりんは6g 砂糖は3g 油は4g
よって、大さじ1=小さじ3になります。

大さじ1:ふんわりすくってすり切る。液体の場合は、表面張力で持ち上がるくらい。
大さじ1強:すくってすり切らない。      
大さじ1/2:すくってすり切った後、半分をかき出す。液体の場合は、7分目くらい。

中学生の皆さんは、料理の経験を通して、計量器具を使いこなせるようになってくれるとうれしいです。でも、必ず料理をした後は、片付けまでしっかりやってくださいね。