漢字は細かい所まで気をつけて〜最初が大事〜
- 公開日
- 2013/09/09
- 更新日
- 2013/09/09
1年生
漢字の学習が始まりました。
子供達は、漢字スキルを配った時から、大変喜んでいました。
学習にも、楽しそうに取り組んでいます。
さて、上の写真は、3人の子の書いた漢字です。
この漢字は、正しいでしょうか?
みなさんは、わかりますね。
どの漢字も、似ていますが正しい漢字ではありません。
ですから、テストでは、○がもらえません。
授業の時には、細かい所まで正しく書くように指導しています。
ひらがなを学習し終わったばかりの1年生にとっては、それは難しいことではあります。
そのため、教える際に、間違えやすい所を繰り返し言ったり、口で唱えるような活動を取り入れたり工夫をしています。
細かいところまで気をつけて漢字を書くためには、時間をかけなくてはいけません。
子供達の宿題でやった漢字スキルやノートを見ていると、終わらせることに気持ちが傾き、細かいところまで気をつけながら丁寧に書いているようには思えない時も、残念ながらあります。
そんなときは、書き直しになります。
漢字スキルや漢字のノートに付箋がついているのは、その印です。
漢字の力を身につけさせたい、漢字学習に取り組む姿勢を育てたいというのはもちろんですが、それだけを考えているわけではありません。
・やるべきことは、終えればいいという(結果)だけでなく、丁寧に(内容)やらなくてはいけない。
・やりたいことを(遊びたい)我慢しても、やるべきことは、やらなくてはいけない。
・めんどくさいと思うことも、(めんどくさいと思いながらでも)やらなくてはいけない。
・自分が苦手なことにも(字を書くのが苦手な子)がんばらなくてはいけない。
・集中してじっくり物事に取り組む。 など
…といったことも、この漢字学習を通して学ぶことができると考えています。
そんなおおげさな、と思うかもしれませんが、1年生のうちから、いえ1年生だからこそ、今教えるには一番いい時期ではないかと考えています。
私たち担任は、こんなことも視野に入れながら子供達を育てて行きたいと思います。
漢字の間違っている所は…
「三」 線の長さ
「四」 4画目が曲がっていず、折れている
「五」 3画目が折れていず、曲がっている