学校の様子

「世界がもし100人の村だったら」

公開日
2021/06/18
更新日
2021/06/18

2年生

 書籍となっている「世界がもし100人の村だったら」に基づいた活動を行いました。世界を100人の村に縮めると、どの大陸に人口が多いのか?どの国の人たちがプラスチックごみをたくさん出しているのか?など、実際にそれぞれの役割に沿って活動しました。
 下の写真のペットボトルは、それぞれ水・薬・毒です。具合が悪くなった先生に薬を選んであげるという活動で使用したものです。ネパール語で書かれている文字は読むことができず、感で選ぶしかありません。このように文字が読めずに社会生活が困難な人は、世界の人口を100人だとすると、20人もいます。「文字が読めないとはどういうことか」について、身をもって体験しました。
また、「富を多く持っているのは誰?」というテーマでは、10人ずつのグループにそれぞれクッキーを配布しました。しかし、配布された数は平等ではありません。クッキー54枚のうち、あるグループは48枚を、あるグループは0.3枚を分け合いました。すると、クッキーがたくさん配られたグループは、「自分たちは1人1枚で十分だから、余ったクッキーは他のグループにあげよう!」「このままだと、みんなに平等に分けられないから、1枚をもっと細かくして分けよう!」など、さまざまな工夫をし合っていました。現実にこのような不平等があることを知り、子供たちは様々な感情を抱いたようです。
 「世界がもし100人の村だったら」の中に、「このような現実を知ることが大切」という言葉があります。お互いの気持ちを考え、試行錯誤してすすんで行動しようとすることができる2年生。これからの社会が誰もが住みやすい場所になるよう、自分たちでできることをこれから考えていきたいと思います。