校長室
校長 仁科 光一
令和7年度の教育活動にあたり、地域・保護者の皆様には、日頃のご支援に感謝申し上げます。創立149周年を迎える本校は、豊島区内で最も長い歴史のある小学校であり、その伝統の重みが感じられます。「仰高」という校名は、中国の「論語」の中にある「仰之彌高 鑽之彌賢:仰げば仰ぐほどいよいよ高く、切り込めば切り込むほどいよいよ堅い」という言葉に由来し、「仰ぎ望んで上っていけば、益々険しく高くなり、上りつくことはない。どのように切り込んでも、益々堅くなり、砕けることがない。」という学問の崇高さとそれを追究する気構えを表しています。この校名だけでも本校が高い理想を掲げた学校であることが分かります。
現在では、豊島区コミュニティースクールとして、ISS(インターナショナルセーフティスクール)を継承したTSS(としまセーフスクール)の活動を中心に「安全・安心な学校づくり」に取り組んでいます。また、体育健康教育及び主体的な問題解決能力育成の研究成果、仰高ビオトープなどを活用した先進的なSDGsの実践を続けています。そして、「おもてなしのまち巣鴨」の地域と連携した活動も年間を通して展開しています。
本校の子供たちは、明るく元気でとても素直です。気持ちよくあいさつができ、自分の言葉でしっかりと考えを伝えることができます。これも子供たちの間で引き継がれてきたよき伝統であると感じています。
校訓「豊かに学び 美しい心と才能をみがき 共に明日を創っていこう 進め 登れ 遠く 高く」のもと、「確かな学力」、「豊かな人間性」「健やかな心と体」を育み、学校が大好きで進んで学ぶ子供たちに成長するよう教職員一丸となって教育活動を進めてまいります。保護者・地域の皆様には、今年度も引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。