学校日記

科学って宗教?

公開日
2023/06/26
更新日
2023/06/26

校長メッセージ

 アルベルト・アインシュタインと言えば、「相対性理論」なる考えを世に送り出した理論物理学の第一人者として有名ですが、実は哲学者としても名は知られているんですね。たくさんの名言を残しているそうですが、その中に「過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問をもたない状態に陥らないことである」というものがあります。

 過去は単なる記憶であり、未来は不確定な事柄なので、今をしっかり生きるという考え方は、他にも多くの方が語っています。単なる記憶であってもそれはとても重要な財産であるから経験知の宝庫と言えます。そこから学ぶことは大変有用ですよね。そして未来は予測できないけれど、「こうなったら良いなあ」と希望がもてるように、今日を精一杯生きるのですね。そして漫然と過ごすのではなく、常に自分に問いを発すること。
 これ実は、問いを発することで脳波が活性化され、時間の進み方を遅くさせることができるという、突拍子もないことを大真面目に研究している方々がいらっしゃるんです。さらに何とこの考え方は仏教にも通じるところがあるのだとか・・・。宗教と科学の融合ですね。

 いきなり言いましたが、時間の進み方が遅くなるとはどういうことなのか、それってどんなことに関係するのか、我々の生活にどんな影響があるのか・・・。気になりますよねぇ。どこかでこの話題深めていきたいと思います。

                     学校長  川合 一紀