学校日記

元気をもらう!

公開日
2022/04/25
更新日
2022/04/25

校長メッセージ

 よく「前向きな人に会って元気をもらった」なんていう言葉を耳にしますよね。そんな経験のある方もいらっしゃるでしょう。このことを科学的に検証した論文があるそうです。
 心臓は身体の中で最も大きい電磁場を形成していて脳の約5000倍も大きいのだとか。心電図とか脳波というのはこれを測定しているんですね。そもそも「元気」とか「やる気」なんて言う感情は、脳が創り出していると考えられていましたが、この心臓が創り出す電磁波、音圧、血圧のリズムが、体のすべての細胞に感知され影響を受けるのだそうです。さしずめ心臓は、オーケストラでいう指揮者の役割を担っているようなものでしょうか。

 最近の研究では、心臓が発する神経やホルモン、電気などの低周波のリズムの中に感情に関する情報が込められているとしています。この論文では、多くの人はコミュニケーションが言語や表情、声のトーンなどのわかりやすい信号を通じて行われていると思いがちだが、実際には潜在意識下で、かすかではあるものの、しっかりとした影響力のある電磁波やエネルギーコミュニケーションのシステムが作動していると結論づけているのです。つまり「元気をもらう」「エネルギーをもらう」と表現する人の中には、他人の規則正しい電磁波の影響を受けて、自分の脳波が安定した波形になる状態のことを「元気をもらった」と表現しているというわけです。
 ちなみに、同じ寝室で寝ていると心臓がシンクロしたり、手を握っているとよりシンクロの度合いが増したりするのだとか。あわせてこれは人間だけでなく動物にも影響があるらしいと言っていますよ。
 やっぱり、元気のある人に出会ってエネルギーをもらえるっていうのは本当なんですね。

                   学校長  川合 一紀