l校長通信第4号
- 公開日
- 2008/11/19
- 更新日
- 2008/11/19
校長通信
校長室通信 NO.4 11月19日発行
文化発表会終わる
11月1日(土)に本校第4回文化発表会が終わりました。
本年度は「最高の輝き・無限のきらめき」のテーマで例年と同
じく午前中は舞台発表、午後は展示発表という形で実施しまし
た。400名を越えるご来賓の皆様、保護者の参観者で盛大に
行われることができたことに感謝申し上げます。当日の生徒の
活躍はもとより、実行委員会の生徒の皆さんには準備段階より
「是非、この文化発表会を成功させよう」という意気込みが感
じられ、どの発表を見ても、さすが西池袋中学校の生徒と思わ
せる素晴らしい発表となりました。改めて、文化発表会実行委
員会の皆さんありがとうございました。そしてお疲れ様でした。 この発表会を迎えるにあたって、私は、表舞台で脚光をあびる
人の苦労や大変さ以上に地道に裏で役割を果たす人達(俗に言
う裏方さん)の大切さについて話をしました。目立ちませんが
一つのものを創り出すとき、劇でいえば大道具・小道具・照明・ メイク等の係の人たちがいなければ劇は成り立ちません。皆さ
んの先輩達が裏方として劇作りに取り組み、やったと言う達成
感や成就感を得たと言うお話もしました。今回の文化発表会で
も協働(協同)の精神と実践のもと、一つの素晴らし作品を創
り出したと思っています。この経験は中学時代の良き思い出に
なったと同時にこれからの皆さんの生き方の参考や材料にもな
ると確信しています。
ここで当日の3年生の劇=「戦争を知らない子どもたち」の感
想を述べさせて頂きます。戦時下の厳しい生活の中で夢を失わ
ず明るく生きる子どもたち。方や戦争を知らない現代の子ども
たち。戦後60年が過ぎ、あの戦争を経験した人から学んだこ
とは、二度と戦争をしてはならないことと、現代のような恵ま
れた世の中において、夢を持って生きていくことができない自
分たちへの警鐘を見ることができました。本当に考えさせられ
る作品でした。3年生の皆さん感動をありがとうございました。
この文化発表会から学ぶべきことがたくさんありました。
舞台発表や展示発表の形態は、4年経った現在においては本校
の伝統としてほぼ定着してきました。年々劇の作品にも工夫が
見られ、考えさせる劇が増えてきたと思います。劇に関わった
生徒にとって人生の中でも必ず記憶に残るものとなったと思い
ます。