5月9日の授業
- 公開日
- 2018/05/09
- 更新日
- 2018/05/09
学校生活
5月9日(水) 第5校時 道徳
第2学年 「タッチアウト」(D よりよく生きる喜び)
キャプテンでキャッチャーの主人公は、県大会での決勝戦、サヨナラ負けになるホームベース上でのクロスプレーでランナーをアウトにする。しかし、実は落球していたのである。審判もホームでアウトになったランナーも相手チームも味方の誰もその事実がわからないままに…。その事実を知っているのは唯一自分だけである。
結局延長戦で勝ち上がり、優勝。東北大会へと出発する新幹線のプラットホームには、ホームベース上でアウトになった相手チームの佐藤君も見送りに来て、僕に握手の手をさしのべてきた…。
どうしても正直に言えない自分と、そのことを責める自分。激しく揺れ動く主人公の葛藤にひとりの人間が併せもつ心の弱さと誠実さが表れている。誠実がゆえに悩み苦しむ主人公に共感しながら、生徒たちは自らの生き方を模索する。