朝礼
- 公開日
- 2015/04/13
- 更新日
- 2015/04/13
校長通信
4月13日(月)
4月の朝礼がありました。全校朝礼はおおよそ一月に1回の割合で行われます。
<校長講話(概要)> 「人権」について
日本国憲法は (1)国民主権 (2)基本的人権の尊重 (3)平和主義の3つの基本原則がありますが、この3つも突き詰めれば「人間の尊厳」を大切にすると言うことです。
東京都教育委員会の目標の中にも、「互いの人格を尊重し、思いやりと規範意識のある人間」と言うものがあります。
本校のスローガン「安心して登校でき、満足して下校できる学校」のうち、「安心して登校できる」という中には、「人権が尊重されている学校」ということが言えると思います。例えば、殴られたり蹴られたりという暴力に合わない。金品がとられない。身体的特徴をからかわれないなどという言葉による精神的な苦痛を受けない。などです。
心のノートの中に、「認め合い学び合う心を」と言うものがあります。
人にはそれぞれの考え方があり、個性がある。
人間がある物事を見るとき、
はじめからその全体を知り尽くすことは難しく、
自分なりの角度や視点から見ることになる。
このため、
人によっては様々なものの見方や考え方が出てくる。
しかし、
誰もが自分の意見だけにこだわっていたのではなにも解決しない。
自分と同じように相手にもその立場からの意見があり、
その立場に立って物事を眺めれば、
きっと新たな発見がある。
互いの立場や個性を尊重し、
相手との違いを認め、謙虚に学ぶことで、
よりよい解決方法が見つかる。
そして、自分自身の成長にもつながるだろう。
「いじめ」は人として許されない行為です。人権を無視する行為です。
いじめる人、いじめられる人の他に、周りで見ている人や、そのいじめに気付いている人たちもいます。「いじめ」の調査は年に3回行いますが、調査があるからいじめをしないと言うのでなく、西池袋中学校では、安心して登校できる学校のためにみんなで人権について考えられる生徒になりましょう。
相手の立場になって考えられるかということも重要です。「想像力」が必要になってきます。相手の立場を想像できる生徒になってください。
《校長 江川 登》