最新更新日:2024/10/29 | |
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家庭科新聞22号 令和2年5月3日版あと、ビタミンDを作ることを忘れないでくださいね。 ずいぶん前になりますが、家庭科の授業で見たVTRに赤ちゃんがお母さんを見ている時にお母さんが笑っていると赤ちゃんも笑い、お母さんが無表情だと赤ちゃんが泣き出すというものがありました。 実は、赤ちゃんは、体内にいる時や新生児の頃でも笑うことがあります。それは、『生理的微笑』と言われ、別名『天使の微笑み』と言われることもあります。しかし、それは、情緒に関係なく本能的な反射のひとつですが、大事な役目をしていると考えられています。 皆さんは、何故だと思いますか? それは、生まれたばかりの赤ちゃんは何もできず無防備で誰かに大切に守ってもらわないと生きていけない、お母さんやお父さんにちゃんと育ててもらうために、笑顔のような表情をつくり出していると考えられています。 そして、生後2ヶ月頃から「社会的微笑」があらわれます。これは、周囲の人やものからの働きかけに反応して出る笑顔のことです。お母さんやお父さんが笑顔で接することでその笑顔を引き出すそうです。 そして、大きくなった今でも笑顔を引き出すのは、周囲の人だと思います。 そして、人間は、鏡で自分の笑っている顔を見るだけで幸せな気持ちになるそうです。 それくらい笑顔ってすごいものなのです。 私たちが心から笑える日が早く戻って来てほしいです。 さて、4月18日、25日の土曜日の家庭科新聞に一緒に住んでいない祖父、祖母に電話をしようという話を書きました。 その時、本当は、テレビ電話などで笑顔を見せることができれば最高ですが、声だけならば声のトーンを上げて話してみましょう。それだけでも笑顔やその気持ちが伝わるようです。 そして、それは、祖父母に限らず会いたくても会えない大事な人にもそうしてほしいと思います。 家庭科新聞21号 令和2年5月2日版
昨日の家庭科新聞20号では、『旬(しゅん)』について書きました。
今日は、今が、『旬』の野菜のひとつ(春)キャベツについて書きたいと思います。 キャベツには、胃潰瘍(いかいよう)や胃炎などの回復に効果が認められているビタミンUが多く含まれています。ビタミンUは、キャベツから発見されたため、別名『キャベジン』とも呼ばれています。そんな名前の胃薬がありますよね。ビタミンUは、私たちが知っているビタミンとは、違うものでビタミン様物質と言われています。(簡単に言えば、ビタミンの様なものでしょうか。) アメリカ国立がん研究センターでは、天然の植物中に存在する、がん抑制作用のある成分を主に、がん予防効果のある食品、約40種類をピックアップして、デザイナーフーズピラミッドを作成しました。デザイナーズピラミッドでは上位にある食品ほど、がん予防の効果が高いと考えられています。 そのピラミッドの一番上にあるものが、ニンニク、そして、二番目にあるのがキャベツです。ちなみに大豆、ショウガなどもピラミッドの上の方にあります。 家庭科の授業では、キャベツは、ビタミンCを多く含んでいる食品だと紹介しますが、本当は、もっと体内で色々な役目をしているのです。 どの食品知っているのは一面だけで、私たちの知らないことがいっぱいあります。 それを分かることはとても面白いなあと思います。時間がある今だからこそ、色々なことに興味を持って調べてくれるといいなと思います。 [デザイナーフーズピラミッド] 上段:ニンニク、キャベツ、大豆、セロリ、ショウガなど 中段:タマネギ、お茶、ターメリック、全粒小麦、玄米、柑橘類(オレンジ、レモンなど)、トマト、ナス、ピーマン、ブロッコリー、など 3段目:バジル、きゅうり、タイム、あさつき、ジャガイモ、ブルーベリーなど これは、一部なので調べてみてくださいね。 厚生労働省では、1日350gの野菜の摂取が目標とされているので、毎食、野菜料理を取り入れるのがベストです。献立を立てる時にデザイナーフーズピラミッドも参考にしてくれるとうれしいです。 塩キャベツを作ってみました。 (これもテレビで見て、作ってみました。) 今回は、火を使わないので、キャベツが余った時などに作ってみてください。 『塩キャベツ』 [用意するもの] ・キャベツ 2分の1個 ・塩 キャベツの重さの1% キャベツが500gなら、塩は5gです。キャベツも2分の1個じゃなくて大丈夫です。 [作り方] 1 ポリ袋に細切りした(細い方がベスト)キャベツを入れ、塩を入れる。塩が出ないようにシャカシャカして、全体に塩をまぶす。これは、しっかりやる。 2 空気を抜きながら、袋を閉じる。 3 冷蔵庫で一晩置く。(冷蔵庫で3日間、保存可能だそうです。) 4 かつお節、マヨネーズなどの調味料などを使って、色々アレンジして食べる。 家庭科新聞20号 令和2年5月1日版『食べること』は、楽しみになるので、こういう時こそ食べることを大事にしてほしいと思います。 皆さんは、食事のために買い物に行き、お店に置いてあるものを見ると季節を感じることはありませんか。下の3つの野菜は、1年中お店にあるものですが、新が付くと春を代表する野菜になり、今、『旬(しゅん)』の野菜です。 『新(春)キャベツ』は、3〜5月に収穫され、巻きがふっくらとしていてやわらかく、葉がみずみずしい。 『新ジャガ(イモ)』は、その年の出始めの小型のジャガイモ。皮が薄くて水分が多く、煮くずれしにくい。 『新タマネギ』は、3月、4月に早取りし、すぐに出荷したもので皮が薄く、実の水分が多くてやわらかく、また、みずみずしく、辛みが少ない。 さて、野菜に関して、よく聞く言葉に『旬(しゅん)』というものがあると思います。 辞書の広辞苑で調べてみると魚介・野菜・果物などがよくとれて味の最もよい時と書いてあります。 また、『旬』と同じように『出盛り期』という言葉も聞いたことがあると思います。 『旬』と『出盛り期』、同じものだと思っているかもしれませんが(実際、今は、同じように使っていますが)本当は、違います。 魚介・野菜・果物など生鮮食品が季節によって、とれる量が多い時があり、この時期を『出盛り期』と言います。『出盛り期』のものは、味がよく、栄養価も高く、価格も安いものが多いです。 年間を通じて特に美味しい時期を『旬』と言います。『出盛り期』と『旬』は一致することが多いですが、本当は同じとは限りませんが、今では、同じ意味で使っていることが多くなりました。 日本では古来より四季を通して『旬(しゅん)』を楽しむ風習があります。 春(二月〜四月)の旬の野菜といえば、キャベツ・新じゃが・筍(たけのこ)・たらの芽・菜の花・ふきなどがあります。 夏(五月〜七月)の旬の野菜は、えだまめ・オクラ・かぼちゃ・きゅうり・トマト・なす・ピーマンなどがあります。 野菜や果物は、出盛り期が長く1年中手に入るものが多いですが、やはり旬を考慮した季節感のある献立を心がけるようにすると食生活がもっと楽しくなると思います。 是非、時々は、『旬』を意識して、食生活に彩りを加えてください。 |
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