いつものように３年生の教室前の廊下を通っても賑やかな声はなく、静寂に包まれています。

卒業式前日の学年集会である先生が「皆が卒業したことを実感するのは、卒業式の日よりも次の日に学校へ行った時なんだよ」という話が思い出されました。

これから何回かに分けて卒業式を当日を振り返っていきます。

いつもより少し遅い時間に登校した３年生は、とくに何をするわけでもなく、そわそわとしていたのが、とても印象的でした。

きっと卒業式への緊張と、卒業してしまうという寂しさを入り交じっていたのでしょう。

そうしているうちに教室へは１、２年生が訪れ、３年生へ「卒業おめでとう」と記された花を胸に付けてくれます。

その後、音楽室で行われた大地讃頌の最後の練習では、これまでにはない最高の歌声を披露してくれました。

音楽室を後に教室へいったん戻り、卒業式への入場を控えます。

まだこの時は皆に笑顔がありましたが、卒業式への入場を前に少しずつ緊張した面持ちへ一変していくのが、手に取るように分かりました。

卒業式に関しては、立派だったの一言に尽きます。