泣きたいときには泣いていい・・・
- 公開日
- 2021/06/07
- 更新日
- 2021/06/07
校長メッセージ
人前で泣くなんて・・・。大人になるとこういった感が強くなりますよね。子供の頃はワンワン泣いていたのに、成長とともに泣かなくなるのも自制心が育ってきたせいでしょう。しかし感情の昂ぶりということで言えば、経験豊富な大人のほうが「泣ける」要素はたくさん持っているといえますから、大人が泣いたっていいわけですよね。大人であっても純粋な心をもち、子供のように泣ける人は素敵です。私は人前では恥ずかしくて泣けません。でも一人で感動的な映画を見て泣くことはよくあります。(年のせいかな?)すると泣いた後は、本当に清々しい気分になるものです。
医学的に見ても、涙を流すことで緊張やストレスに関係する交感神経から、脳がリラックスした副交感神経に切り替わるというわけですね。お子さんはどうでしょうか。中学生が人前で声を出して泣くことはあまりないかもしれませんが、涙を流していたら「泣いたっていいんだよ」と優しく声をかけてあげてほしいです。人前で泣くということは、その人に心を許しているという証拠。信頼関係を深める絶好のチャンスです。
学校長 川合 一紀