学校日記

感染を止めるには一人一人の意識

公開日
2020/04/13
更新日
2020/04/13

校長メッセージ

 再び学校が休業になり、3月2日から数えると2ヶ月近くも学校が休みという事態になっています。生徒の皆さんは自宅学習をすることとなってはいるものの、体力的にも精神的にもつらい毎日だと思います。しかし大人も同じ。全世界的に厳しい状況にあることは誰もが知っていることでしょう。早くこの状況から抜け出したいと思っているのも誰もが同じ。そのために国は、人との接触を8割程度減らしましょうと言っています。8割減らすとは具体的に言えば、1日で10人の人に会っていた人は、2人以下にせよと言うこと。学校に来ていれば、クラス40人で生活していたことを考えると、8人以下の人としか会話や勉強ができないと言うことになりますね。接客業やセールスマンの方を考えれば「そんなの無理!」という声が聞こえてきそうです。しかし今、米国のニューヨーク州は、感染者が18万人を超え、毎日700人以上の規模で亡くなっているのです。国民性や医療体制から一概に比較はできないものの、ニューヨーク州の土地面積や人口は、東京都のそれと似たようなものなのです。
 ニュースでは毎日、東京都の感染者が100人超えを報道していますが、ニューヨーク州の事例は「対岸の火事」ではないのです。YouTubeなどでも、著名な方やスポーツ選手が外出を控えることを訴えています。強く意識するとともに、感染予防のために体力と精神力をつけておきたいものです。

                       学校長  川合 一紀