12月8日(月)
朝礼の時間に賞状の授与がありました。
豊島納税貯蓄組合連合会主催の「中学生の税についての作文」コンクールで、「豊島税務署長賞」「豊島納税貯蓄組合連合会優秀賞」に入選した生徒のために、豊島税務署長様、豊島納税貯蓄組合考明会会長様、に来校いただいて、直接賞状を授与していただきました。
その他、「一茶まつり」「読書感想文」「歯のポスターコンクール」等の表彰がありました。池袋中学校が活躍してくれるのは、嬉しいかぎりです。
豊島納税貯蓄組合連合会主催「中学生の税についての作文」コンクールより
平成20年度 豊島税務署長賞
「私が大人になる頃には」
世の中には多くの税金があります。まだ中学生の私は、物を買ったときの消費税しか納めたことがありません。大人になれば、両親たちのように、多くの種類の税金を納める必要があります。
「なんでこんなに税金は高いのかなあ」以前、母が言っていた言葉です。”税金はそんなに高いのだろうか?”そう思い、私なりに税金について調べてみました。
税金には、とても多くの種類があって、所得税・消費税・酒税・自動車税など、私の家に関係しているものも多くありました。その中に、自動車を持っているだけでも、治めなければならない税金があることには、とても驚きました。そして、母が高いと言っていた気持ちが少しわかった気がします。
しかし、それらの税金の使い道は、私たちにとってとても重要です。絶対に納めなければならないと思いました。例えば、使い道の一つとして、私たちの生活や安全を守るための警察・消防費です。これは国民一人あたり、約四万五百円納めているそうです。もし、これを高いからといて、納めなかったら、どうなるのでしょうか。火事が起きても消防車は来てくれませんし、事件にあってもパトカーは来てくれません。また、高齢化でお年寄りが増えていますが、病気で倒れてしまっても、救急車は来てくれない…想像しただけでも怖いです。
それなのに、世の中には税金を滞納している人がたくさんいます。それも、きちんと収入のある人です。最近、ニュースなどで税金の無駄遣いについて報道されているのを見ました。確かに無駄遣いされるのなら納めたくない気持ちもわかります。しかし、その人たちは、自分の家が火事になっても消防車を呼ばないのでしょうか、大切な物のを盗まれても通報しないのでしょうか。
悪循環にはまってはいけないと思います。国民はきちんと税金を納め、国はそれを全て正しく使うべきです。
私が、大人になって、消費税以外の税金も納める頃には、国が悪循環から抜け出し、みんなが満足する税の仕組みになっていてほしいです。