学校日記

閏年(うるうどし)

公開日
2008/02/29
更新日
2008/02/29

校長メッセージ

 2月29日(金)
 今年は閏年(うるうどし)で、2月は29日まであります。これは、グレゴリウス暦という暦の決め方にあります。

グレゴリウス暦の閏年の決め方は
1.西暦年が4で割り切れる年は閏年とする。
2.西暦年が4で割り切れる年でも、100で割り切れる年は閏年としない。
3.西暦年が4で割り切れ、100でも割り切れる年でも400で割り切れる年は閏年とする。
となっています。

 1900年は閏年ではありませんでしたが、2000年は閏年でした。

 地球が太陽の周りを一周するのにかかる日数が365.2422日からくる計算です。 1年で0.2422日の誤差なので、4年で0.9688日の誤差がでます。この誤差を補正するため、4年に1回だけ1年を閏年の366日とします。それでも-0.0312日(年平均-0.0078日)の誤差がでます。-0.0078日の誤差は400年で-3.12日の誤差になるため、400年の間に3回だけ閏年でない平年を作ることにします。

 また、なぜ2月が28日と29日で他の月より日数が少ないのかなど、調べてみるとおもしろいと思います。

 ちなみに、下2桁が「00」か4で割り切れる数ならば、その数は4で割り切れます。なぜなのか、その理由を考えてみるのもおもしろいです。

 また、西暦が4で割れる年は、夏季オリンピックが開催されることでも知られています。今年、2008年は北京で開催されることになっています。東京が立候補しているのも2016年ですね。オリンピックの歴史について調べてみるのも興味深いです。

 近代オリンピックは、古代ギリシアのオリンピアの祭典をヒントにして19世紀末にフランスのクーベルタン男爵によって提唱され、夏季オリンピック第1回は1896年にアテネ(ギリシャ)で、冬季オリンピックの第1回は1924年にシャモニー・モンブラン(フランス)で開催されました。
  4年に1度開催され、1992年まで夏季と冬季は同年に開催されていましたが冬季大会は1994年より夏季大会の中間年に開催されるようになりました。サッカーファンならサッカー・ワールドカップ本大会と冬季オリンピックが同年に開催され、その中間年に夏季オリンピックが開催されると認識されている方も多いと思います。

 2月29日にちなんで、思いを巡らせました。調べてみると、いろいろとおもしろいものです。

                             《校長 江川 登》