国語力の向上
- 公開日
- 2007/06/23
- 更新日
- 2007/06/23
校長メッセージ
6月22日(金) 平成19年度 第1回校長・園長研修会が行われ、出席してきました。
校長も勉強(研修)です。
「国語力向上と学校経営」という演題で講演をいただきました。講師は東京女子体育大学准教授 田中洋一 先生です。
田中先生は「国語力」とは、「人とつながる力」と「思考する力」であるとし、中央教育審議会では「国語力はすべての教科の基礎基本となるものであり、その充実を図ることが重要である」としています。
教科としての「国語」の授業はもとより、学校教育活動で国語力を育てる重要性も再認識いたしました。
言葉や文章で、目的や相手や場に応じた適切なコミュニケーションが図れるための、豊かな表現力を身に付けさせることも大切です。
ここで、例題です。
「あなたが、あるレストランで『カレーライス』を注文したところ、『スパゲティー』が運ばれてきました。あなたは『カレーライス』を食べるために、店員に何と言いますか?」
解答はありません。自分の気持ちを相手にどう伝えるか、「目的」「相手」「場」を考えて話すはずです。言葉や語気も様々だと思います。
豊島区の中学生は、「表現する力」に少し弱さがあるというデータもありますが…、自分の気持ちを相手に伝える表現力を向上させるためにも、「国語力」の向上を図っていきたいと思います。そして、「人とつながる力」と「思考する力」を育てていきたいと感じています。
《校長 江川 登》