学校日記

時流把握力と実行力

公開日
2020/11/16
更新日
2020/11/16

校長メッセージ

 巷では、再びコロナウイルス感染症が拡大しつつありますね。そんな中でも、日々は刻々と過ぎ去り、中学3年生にとっては受験に向けて本気で取り組む時期となり、1,2年生にとっても今週は期末考査をひかえ、次の学年に向けての中学生の本分を全うしているわけです。今の自分をしっかり見つめて現実を直視し、現在が最も大切であることを実感してほしいと思うのです。
 面白いデータがあります。ある優良企業のトップ(社長さん)に「上に立つ者として一番大事なことは何ですか」と質問しました。するとどうでしょう、約70%以上の社長さんが言ったのは「それは現実を上手に処理することですよ」というものでした。その時その時を上手に処理できない人は、いかに将来の素晴らしい夢を語っても、またどんなに天才的な才能を持ってしても、上には立てない人だというのです。時間は連続しているし、現実は厳しい。そんな中でも私たちは生きていかねばなりません。だからこそ、現在が最も重要であり、今の課題を迅速に適切に処理できる能力、それがトップには必用だと言っているようです。これを一言でいうならば表題の「時流把握力と実行力」です。簡単に言えば、今自分が立たされている状況を瞬時に把握し、一番いい方法を実行に移すと言うことですね。これも本校で言ってきている「自己指導能力」に近いものがあります。過去を変えることはできませんからいつまでもクヨクヨしていてはもったいないですね。そして何が起こるか分からない未来を思い悩んでいても楽しくありません。さあ、素晴らし未来を切り拓くためにも、生徒の皆さん!今を大切にし現在を適切に処理していきましょう。期待しています。

                     学校長  川合 一紀