学校日記

台風10号(ハイシェン)

公開日
2020/09/07
更新日
2020/09/07

校長メッセージ

 台風10号は、現在、長崎の西の海上を35km/hの速さで北に進んでいます。一昨日辺りから、沖縄や九州地方では強い風や雨によって停電や浸水が続いています。避難所は満員状態であるとも聞いています。ご親戚がいらっしゃる方々からすれば、気が気ではないでしょう。被害に遭われた方々にはお悔やみ申し上げます。
 今回の台風10号は、近づいてくるときから「特別警報」が出されるのでは無いかと心配されていました。これは中心気圧が930hp(ヘクトパスカル)以下か中心付近の最大瞬間風速が50m以上の場合に発令されるそうです。実は土曜日には920hpまで発達したので、このまま上陸すれば発令の可能性があったわけですが、若干勢力が衰えたので発令は見送られました。過去の記録を調べると、中心気圧が910hp以下で上陸した台風はありません。1961年の第2室戸台風(925hp)1959年の伊勢湾台風(929hp)1993年の台風13号(930hp)が、勢力上位の三大台風と言われています。とは言え、テレビの映像を見る限りでは、数値の問題ではなく、大きな災害であることに違いはありません。とにかく早く過ぎ去ってほしいというのが本音でしょう。ちなみに台風は、年間で平均して約26個ほど発生します。これからもっと大きな台風が関東地方にやってくるかもしれません。対岸の火事では無く、今後の教訓にしたいものです。

                     学校長  川合 一紀