過去、現在、未来
- 公開日
- 2020/06/29
- 更新日
- 2020/06/29
校長メッセージ
一般的に、成人の平均的な読解力の水準は、小学校6年生から中学1年生程度なんだそうです。「本当かなあ?」とも思いますよね。それは、その学年になるまでに基本的な読解力が身につく一方で、その後は、それ以上努力をしなくなるからという理由だそうです。「なるほど、最近本も読まないし、ネット検索ばかりだからなあ」なんて感じることもありますか。しかしこのことは、人生の結構多くのことに共通しているといえます。人は、ある分野で基本的な知識や技能を覚えてしまうと、多くの人はそこで学ぶのをやめてしまうのです。そうすると、当然のことながらスキルの向上はストップしてしまいます。様々な分野でエキスパートとして認められている人々は、より高みを目指して努力した方々です。一見すると、すごい才能があったりセンスがあったりと受けとめられがちですが、実は大半が継続的な努力をして身につけたスキルなのですね。要するに、諦めず努力し続けることの大切さがポイントというわけです。
つい、時間が無いから本が読めないとか、手っ取り早くネット検索とか、思ってしまいますよね。でも、過去を振り返り、できない理由を探すのではなく、できる自分をイメージして未来を語る方が、遙かに建設的で生産的だというわけです。
ある著名な方が「優れた人は未来を語り、普通の人は今を語り、つまらない人は過去を語る」と言っています。
う〜ん、反省します・・・。
学校長 川合 一紀