落ち着きを取り戻したかのように・・・
- 公開日
- 2020/05/25
- 更新日
- 2020/05/25
校長メッセージ
緊急事態宣言が今日にも解除されようかとしています。学校の再開も近いことを受け、28日(木)には保護者説明会を予定しているところです。
ここのところの東京都の一日の感染者数は一桁台となっていて、だいぶ落ち着いてきたのかなと思いたいですよね。この緊急事態宣言解除や自粛要請の基準の一つに「陽性率」というものがあります。PCR検査を受けた人に占める陽性者の割合を表すのですが、この計算の仕方に地域で差があるというのです。一つは民間病院での検査の数を含めるかどうかの違い。さらには退院時の陰性検査(2回陰性判定が出ないと退院できないというもの)をカウントするかどうかの違いだそうです。東京都は当初、行政が行う検査のみをカウントしていて民間病院のものは入れていなかったとか。いろいろな考え方はあるものの地域によってバラつきがあるのは良くないと思ますがどう思いますか。なにせ世界規模の感染症ですから統一した基準が欲しいと思うのですが・・・。そして危惧されることは、新興国や途上国の感染拡大状況です。南米やアフリカの状況は、今やちょっと前のアメリカや中国・ロシアの状況に追い着き追い越す勢いです。「日本は落ち着いたからいい」という問題ではありませんよね。今後規制が緩和され、かつてのように海外渡航が自由になれば、第2波、第3波は確実に日本を襲うでしょう。来年には延期されているオリンピック・パラリンピックで多くの外国人の方が東京を訪れようとしているのです。世界基準で統一して、人類みんなが協力してワクチンの開発や感染予防対策を講じていきたいものですよね。
「人類みな兄弟」って誰の言葉でしたっけね?
学校長 川合 一紀