学校日記

不思議な言葉「あ・し・う・た」

公開日
2020/03/30
更新日
2020/03/30

校長メッセージ

 週末の自粛要請を受けて皆さんはどのように過ごされましたか。幸か不幸か都心では32年ぶりとなる積雪で外出もあまりできなかったことと思います。今週には、新年度に切り替わり4月6日(月)には始業式を控える中でも、都市封鎖や感染爆発といった不安な言葉が飛び交っています。毎日、テレビをつければ「コロナの話」という具合で精神的にも参ってきてしまいますよね。そこで気持ちを楽にしたいと考える心構えとして不思議な言葉を紹介します。
「あ・し・う・た」とは、あ:ありがとう、し:幸せ、う:嬉しい、た:楽しいの頭文字。
いつも口をついて出る言葉には、ありがとう。何気ない日常の有り難みを感じて、今生きて生活できていることに幸せだなあと感じること。ちょっとしたことでも嬉しい、楽しいと感じる気持ち。この心の持ちようが人生を明るくするのだと心理学の先生がおっしゃいます。うつ病の方の治療にはよく使われる方法のようで、患者さんの中には「私は、ウツで嬉しいとか楽しいとか思えないし、人の笑顔も見たくない」という方もいるようです。そんなとき、心がこもってなくとも「ありがとう」という習慣をつけること、無理矢理にでも笑顔をつくること、何にでも幸せだなあと感じるようにすること、を繰り返していくとだんだんと心が軽くなっていくのだそうです。心と体は連携し合っています。不安な気持ちはわかりますし対策をしっかりとろうとする心構えは必要ですが、気が滅入ってしまっては体を壊します。皆さんも「あ・し・う・た」やってみませんか?

                    学校長  川合 一紀