学校日記

パレアナ的発想

公開日
2020/01/20
更新日
2020/01/20

校長メッセージ

今朝は、交通機関の事故で出勤が遅れてしまいました。動かない電車の中で、生徒朝礼のことが気になって仕方がなかったのですが、ふっと次のような話を思い出したのです。
どんなことでも「良かったこと」に変えてしまう遊びを考案し、町中を明るくしてしまうパレアナと言う少女が登場する『少女パレアナ』。今から100年以上も前にアメリカ作家のエレナ・ポーターさんが書いたものです。例えば、「雨が降って良かった。買ったばかりの傘がさせるから」とか「道路工事で車が通行止め。歩かなければならないときに、でも工事で良かった、運動になるから」というように、前向きな考えに全部転換してしまうことをパレアナ的発想と言います。人は毎日ハプニングの連続で生きていますが、パレアナ的発想とはどんな些細なことでも、それを丸々認めた上で「だから良かった」と考えることなのです。大きな失敗をしたとき、大変なことになったと思うことも重要ですが、少し発想の転換をして「失敗して良かった。原因が分かったから。今度は上手くやれるに違いない」と考えると次の展開が変わってくると思いませんか。「神様じゃあるまいし、そんな風に考えられないよ」と聞こえてきそうですが、何でも良いほうに考えて生きることは、未来を必ず明るくしてくれるのです。電車が遅れたことぐらいで文句を言っていてはいけないのでしょうね。どうでしょう?今日からパレアナ!

                      学校長  川合 一紀