学校日記

子という漢字

公開日
2020/01/14
更新日
2020/01/14

校長メッセージ

私には、既に成人した三人の子どもがいます。三人とも男の子です。名前には「子」という字はついていません。主に女の子の名前に多い「子」という字。この字の成り立ちには、心がほっこりする俗説があります。「子」という字は、「一」と「了」に分けられるので、始めから終わりまで人生を全うできるようにとの意味が込められているというのです。例えば「良子」さんでしたら、良い思いや良い行いが人生において常に続くようにとの願いも込められているというわけです。最近では、「名付けランキング」で「子」のつく名前は下位の方になってしまっていますが、この話からとてもイメージが良いですよね。断っておきますが、「子」という漢字の成り立ちは、辞書によると、幼い子どもの姿を元にした象形文字に起源をもつと書かれています。しかしそんなことよりも、この俗説の方が嬉しくなるというものです。昔、テレビドラマの金八先生が「人という字は、人と人とが支え合ってできている」と言ったのを思い出しました。ちなみに人という字の起源も象形文字ですけれど・・・。自分の名前を見直して嬉しくなる話の方が良いですよね。名前に「子」の字がつく皆さん!人生には明るい未来が待っていますよ。


                     学校長  川合 一紀