学校日記

「好き」なのは心が開いているから

公開日
2019/06/12
更新日
2019/06/12

校長メッセージ

突然ですが、皆さんは、どんな人が好きですか。心の広い人、優しい人、話が面白い人、お金持ちの人、背の高い人、格好いい人、可愛い人、夢のある人・・・。人それぞれ理想の人は色々だと思いますが、よく考えると「一緒に居て安らげる人」というのがとても重要なポイントではないかと思うのです。一緒に居てイライラさせられる人というのは、たとえその人がどんなに魅力的な人であろうと「好きにはなれない」といったところではないですか。では自分のことを考えるとどうでしょう?自分は相手にとって「安らげる人」であるでしょうか。「好かれる」というのは、相手の心を開かせることです。つまり「好き」というのは自分の心が開いているということになります。お互いが、そういう関係であると安らげるのですね。でも、この『安らげる』という感覚の解釈も人それぞれですよね。自分の悩みをうち明け聞いてもらえると安心して安らげるとか、そばにいてくれるだけで安らげるとか、ともに共通の考え方を共有できると安らげるなどありますよね。子どもにとっては、親御さんが笑顔で、ただただそばにいてくれるだけで安らげるのだと思います。大人がそういう状態であるには、自分自身が心を開いて相手を好きになることでしょうか。


                       学校長  川合 一紀