人は褒められたとおりに成長する!
- 公開日
- 2019/08/26
- 更新日
- 2019/08/26
校長メッセージ
大人の皆さんは、褒められて伸びるタイプですか、それとも叱られて伸びるタイプですか。人それぞれだとは思いますが、褒められて嫌な気分になる人はいませんよね。だからといって、なんでも褒めればいいというわけではないようです。
例えば、100点を取ってきた子供に「100点を取ってクラスで1番とはスゴイな」と褒めたなら、子供には「次も100点を取らなくてはならない。クラスで1番にならなくてはいけない。」という方向性がインプットされます。そういう褒め方をされた子供は、勉強することに対して喜びを感じるのではなく、100点を取ること、クラスで1番になることへ喜びを感じるようになるのです。ですからうまくいかなくなったらどうするかといえば、やる気をなくすか、場合によってはカンニングをしてまで100点を取ろうとしてしまうのです。「一生懸命勉強して、いい結果とは偉いじゃないか」とプロセス(それまでの過程)を評価してあげれば、子供は「点数は結果だ。大切なのは一生懸命に取り組むことなんだ」と理解して、勉強することそのものに喜びを感じるようになるのです。人は褒められたとおりに成長するよう、脳にプログラムされているのだそうですよ。
学校長 川合 一紀