日本に息づく「飾る」文化
「飾る」というと、お人形を飾るとかきれいな服で着飾るとか、どこの国でも同様に行っているようですが、言葉を見てみると意外な事実がわかります。
おそらく多くの方は、小中学校で「文章を書く時には、起承転結をしっかりと」などと言われたことでしょう。 この起承転結の転(てん)は正に飾りと言ってもいい。起承転結の「起」(き)は、事実や出来事を述べること。「承」(しょう)は、起で述べた事実に関することを解説したり感想や意見を述べたりすること。「転」(てん)は、関係のない別の事柄を持ち出すこと。「結」は字のごとく、全体を関連付けて締めくくることなのです。つまり「転」がなくたって、話は通じるわけですね。でもそこに話を盛り上げるための話題をくっつけることは正に飾りと言って良いでしょう。日本はこのように言葉を作って文化を継承してきました。 さらに言えば、江戸時代に生じた美意識に「粋」(いき)というものがあります。この粋も、文章やお話で言えば全部を言わないこと。一歩手前でやめておくことが粋であり、全部言ってしまったら野暮(やぼ)になるというわけです。 論作文や面接でも、無駄と感じるような飾り(転)を入れることが粋であり、相手に問われたことをすべて言ってしまうのではなくて一歩手前でやめておくことが相手に興味をもたせる技なのですね。受験生諸君!少し気にとめておいてくださいね。 学校長 川合 一紀 ![]() ![]() 1/14(土)東京オリパラ2020レガシーDAY![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1学年では、冬休みの宿題でボッチャ競技について調べ、新聞にまとめ、体育の授業で実際に競技を体験しています。 本日は東京オリパラ2020レガシーDAYとして、1年4,5,6組合同で競技を実施しました。全員が意欲的に取り組みながら、パラリンピック競技に対する関心を高めていました。
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