原点回帰
新年のお喜びを申し上げます。令和5年となりました。
今年は西暦で言うと2023年です。「2000年問題」という話題が相当過去の話になってしまいましたね。若い方々はこの「2000年問題」というものをご存じでしょうか。世界中のコンピューターシステムが誤作動すると言われた話だったんですが・・・。 その時そのときの時代背景には様々な問題があるものですね。 私が学生時代には携帯電話などありませんでした。まあ、あるところにはあったのかもしれませんが、一般人が簡単に使える代物ではなかったんですね。だから待ち合わせをしていて、なかなか相手が現れない時などは、駅の「伝言板」に『近くの喫茶店にいる』なんてチョークで書いておいたものです。そういえば昔は新聞に「尋ね人」という欄がありましたよ。新聞という多くの人が見るメディアに情報を流して、みんなに探してもらうという方法ですね。いまやスマホやSNSの発達によって、やっていることは同じでも、そのスピードと正確性は大きく様変わりしました。 このように、時代が進むにつれて、物事が一見元に戻ってきたかのように見える事象でも、必ず一定の進化を遂げているということを「物事の螺旋的発展の法則」というのだそうです。 例えばファッションの世界がそうですよね。ご年配の方からすれば、「あれ、あの服の模様って、昔も流行っていたよなぁ」というものでも、若い人からすれば「最新のファッション」として受け入れているわけです。でもそこには昔と違ったちょっとした進化や発展が見えるというわけ。 ある物事は一通り変化・進化し尽くすと原点に戻るようになっているのです。もちろん、その時代に即した発展を遂げてです。でも原則的には、原点回帰です。卯年は、「物事の始まり」を意味する年だとか・・・。 皆さんも原点回帰して、新たにもう一歩、進化してみませんか。 新生!じぶん〜 学校長 川合 一紀 |
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