凡事徹底
凡事徹底(ぼんじてってい)と読みます。今日の始業式で生徒たちに、このお話をしました。
この1学期間、生徒に向けては色々なキーワードを提示し、その意味を理解させ、日頃の生活に役立ててもらおうと取り組んできました。例えば「自己指導能力を育む」とか「呼吸タイムを行う」や「先言後礼の徹底」、そして1学期最後の話としては「一期一会の大切な機会」についても話してきました。この根底には「当たり前のことを当たり前に行う」という姿勢を大事にしたいという思いがあります。 凡事徹底とは、正にこの「当たり前のことを当たり前に行う」次のステップとして大切な心がけを言うのです。凡事徹底の意味は、当たり前のことを当たり前にやるだけでなく、当たり前のことを人には真似できないほどに徹してやること、他の追随を許さないほどに徹底するという意味なのです。小さな取組であっても、人はつい疎かにしてしまったり諦めてしまったりすることがあります。誰にでもできるようなことであっても、それにひたすら真剣に取り組み、他者が真似できないくらいにやりきることは、並大抵の努力ではありません。特別な努力をしろというわけではないのです。当たり前と思われる小さな事柄を、しかし途中で諦めることなくひたすら続ける姿勢に意味を見いだしてほしいのです。 アメリカ野球のマリナーズ球団殿堂入りを果たしたイチローさんは、記者に「今までに、これだけはやったなといえる練習はありますか」と聞かれてこう答えています。「僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です」と。正に凡事徹底であり、簡単にできるようなことを、しかし徹底的にやりこんで人の真似できない境地にたどり着く。素晴らしいですよね。生徒の皆さんにも、自分に合ったテーマを見つけ一つのことにひたすら取り組んでみてほしいと思います。 実はこれは、大人の方にも自分を磨く有効な方法なのですね・・・。 学校長 川合 一紀 2学期始業式2その2また、袖山先生からは2学期の生活について、安心・安全で、楽しくすごせるように部活動参加についての諸注意やSNSの活用法などお話がありました。自分も周囲の友人もみんなで様々な行事に打ち込める、素敵な毎日になるように小さなことでも気を付けていきましょう。 2学期始業式始業式の中で校長先生からは「凡事徹底」のお話がありました。イチロー選手の素振りの逸話のように毎日小さな努力をしていきましょう。また、生徒会生徒代表からも規則正しい2学期を過ごしましょう。とあいさつがありました。 |
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