6月はそれぞれの学年で行事があります。まずは1年生の校外学習。クルックフィールドで循環型産業や農業を学びます。2年生は音楽鑑賞教室があり、6組も校外学習。そして3年生は進路説明会です。  感染症の罹患は落ち着いてきていますが、ご家庭でも 換気、うがい手洗いに気を付けて体調を整えてください。 欠席連絡は電話連絡の他、TETORUもご活用できます。本校では登下校や体育活動などではマスクは外してもよいと伝えています。

感謝できる人は・・・

 心理学者であり教育学博士の河合隼雄さんは言います。

 他人に心から感謝するというのは大変なことである。まずそのためには、自分が他人から何らかの援助や恩義を受けた事実を認めなければならない。つまり、感謝できる人とは強い人なのである。弱い人はそもそもそのような現実の把握ができない。それに、次々と襲ってくる不幸や災難に対処してゆかねばならないので、それに追われていて他人のことなど考える余裕がないのである。弱い人は、あまりにも理不尽な不幸や苦しみを体験するので、自分に対してある程度の助けがあっても当然であると考えてしまう。だから誰々が悪い、世の中が悪いと文句を言うことはあっても「恩恵を受けて当たり前」と思っているから感謝の言葉など出てこないのである。

 考えさせられる言葉ですよね。「ありがたい」とは「有難い」と書くので、この言葉の反対語は「当たり前」。他人に何かをしてもらっても当たり前と思ってしまう自分はいないか自問します。
 今週末は運動会が予定されています。運動会ができて当たり前ではなく、そのための準備や練習できる環境や、朝夕に温かく迎えてくれる親御さんの愛に、生徒の皆さんは感謝できますか。


                     学校長  川合 一紀
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天災は忘れたころにやってくる

 5月5日の子供の日。皆さんが連休を楽しんでいる最中に大きな地震が発生しました。

 石川県能登地方を震源とするM6.5、最大震度6強(珠洲市)の地震です、能登地方と言えば、2021年度にはコロナ禍において3年生の修学旅行へ行った地。思い起こせばその時から、この石川県では地震が頻発していました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

 さて、今回の地震で話題になったのが「長周期地震動(ちょうしゅうきじしんどう)」なる言葉。一般的には地震の揺れの大きさを表すのに震度というものを使っています。
しかし昨今では、高層ビルが多く立ち並び、その高層階で過ごす方も多く、その多くの人が感じる「船に揺られているようなゆったりとした揺れ」が注目なのです。

 この長周期地震動には4階級の段階があり、これを作ったのは、あの東日本大震災の教訓を活かしてのことだったんですね。当時は、新宿の高層ビル群が大きく傾いては戻るという映像を見た方も多いはずです。今回の能登地方の地震は長周期地震動階級3だとか。何だか楽しいはずのお休みがいっぺんに吹き飛んでしまった感じですよね。

 地震学者の寺田寅彦さんの言葉を思い出します。「天災は忘れたころにやってくる」。しかし今回の地震も、学校の休みの日に起きていて不幸中の幸いでした。あゝ、この話はまたどこかでしますね。

                     学校長  川合 一紀
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