心の器
グラスに水が入っている。そこに石が投げ込まれる。そうすると器が壊れて水があふれ出してしまう。洗面器に同じ石が投げ込まれると水があふれる。お風呂の浴槽なら波が立つ。大きな池なら波紋が広がり、海なら何の影響も感じられないかもしれない。やってきた状況は「望んでいない石が急に投げ込まれる」ということだけ・・・
このお話は、全く同じことが起こっても、器の大きさで、それがすべてを壊してしまうほどの大ごとになるか、何の影響もないかが決まると言っています。要するに、受け止める人の心の器の問題なのだということを比喩的に表現しているのです。 皆さんにも心当たりがあるでしょうか。ゆったりとした大きな気持ちであったなら、たいした問題ではないと思えることも、追い詰められてパニックになっているような状態で同じ問題を突きつけられたとしたら・・。 ある方がこんなことを言っていましたよ。「日々様々な難題に遭遇したときは、まさか命をとられるわけでもないし、大したことではないさ!と思うようにしている」と。 学校長 川合 一紀 |
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