2学期の終業式にあたり
2023年もあとわずかで終わり2024年を迎えます。2学期の終業式は、こういった年の変わり目に当たり、新たな年を迎える際の心構えのようなお話をすることが多いです。今日は終業式で次のようなお話をしました。
今年はうさぎ年でしたが、来年は何年ですか。「辰年」(たつどし)ですね。タツは「龍」という漢字が当てられドラゴンをイメージしますが、「辰年」の辰という字の別の読み方は「ととのう」と読みます。草木が芽生え、成長し、しっかりと生えそろった整った形になるという意味です。皆さんも来年はしっかりと整った完成形を目指し、自分を整えてみてはいかがでしょうか。 さて、2週間程度しかない冬休みですが、どのように過ごすか決めていますか。 皆さんはマイケル・デルという人を知っていますか。デルコンピュータという会社の創業者です。この人の言葉にこんなものがあります。 「やることを決めるのは簡単である。難しいのはやらないことを決めることだ」 皆さんはこの冬休み、友人と遊びたい、ゲームをしたい、テレビを見たい、旅行に出かけたいとやりたいことはたくさんあるでしょう。その中に勉強も入れてあげてください。しかし1日24時間と限られた中で、できることも限界があります。どのように優先順位をつけるかと言えば、マイケル・デル氏のいう「やらないことを決めること」なのです。何をやらないことにするかを決めることは難しいけれど、それを決めることでやるべきことが浮かび上がってくるのですね。大晦日やお正月といった非日常が決断を鈍らせますが、どうか有意義に冬休みを過ごしてください。 今年も1年あっという間でしたが、地域や保護者の方々のご支援があって無事にうさぎ年を締めくくれそうです。心から感謝いたします。皆様も良いお年をお迎えください。 学校長 川合 一紀 |
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