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西池袋中学校保護者の皆様へ 運動会の多くの方々のご来校ありがとうございました。 豊島区立西池袋中学校 校長 八尋 崇

家庭科新聞46号 令和2年5月27日版

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 毎日、食事をしていると『和食』は飽きないし、すごいなあと思いませんか。
 『和食』は、2013年に無形文化遺産(ユネスコ世界遺産は、建築物など有形文化財を対象にしています。)として登録されました。 「和食:日本人の伝統的な食文化」、日本の気候や風土の中で育まれてきた独自に発展をとげてきた料理『和食』の文化が登録されています。
『和食』に大切なのは、五味・五色・五法・五適・五覚とされています。
今日は、最後の五覚について書きたいと思います。

 五覚とは、『五感』のことで、視覚・嗅覚・触覚・聴覚・味覚をフル活用して美味しい料理を味わおうという意味です。

・視覚(目で見る):料理の色、つや、照り、料理の季節感、盛り付け
・嗅覚(鼻でかぐ):料理の香り、食品素材の香り、調理中の香り
・触覚(口ざわり、歯ざわり):かたさ、やわらかさ、ねばり、ふわふわ感、ジューシー感、サクサク、カリカリ
・聴覚(耳で聞く):料理を作る音、BGM、食卓での楽しい会話、咀嚼する時の音 
・味覚(舌で味わう):甘味、塩味、苦味、酸味、旨味、味の相乗効果、相殺作用
※相殺(そうさい)作用とは、2種類の味を混ぜたとき、その一方またはその両方の味を弱められることをいいます。例えばうま味によって塩味が弱まりまろやかな味になったりすることをいいます。
『和食』は、この『五感』を通して、おいしさが伝わる料理です。
すごいと思いませんか。
しかし、料理のおいしさは、五感だけで決まるわけではありません。食事をする時の体調や心理状態、食卓の雰囲気や一緒に食べる相手など、様々な要因が影響します。
これらが、相乗効果になって、はじめて本当の『おいしさ』を感じます。

中学生の皆さんには、食事の時間を大事にして、五感を磨いてほしいと思います。
明日は、五感を抜かした、五味・五色・五法・五適について書きたいと思います。
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