1月8日(木)
第3学期が始まりました。始業式、表彰を行いました。表彰は歯のポスターコンクール(東京都)入賞です。
式辞
3学期始業式 式辞)
明けましておめでとうございます。新しい年が明けました。平成27年、2015年の幕開けです。
今回の年末年始は、大雪に見舞われ大変だった地方が多かったように思います。東京地方は幸いにも天候に恵まれた冬休みを過ごすことができました。
さて1月6日は、二十四節季の小寒でした(寒の入り)。寒い日が続きます。かつて新聞のコラム欄に次のような文章が載っていましたことがありましたので紹介します。
箏曲家の宮城道雄は子供のころの「寒稽古(かんげいこ)」について書いている。「寒中に戸障子を開け放して、寒い方に向かって習った中の一番むずかしいものを、百篇(ぺん)とか、千篇とか繰り返して弾く。そして手が冷たくなると、反対に水をつけてまた弾きだす」▲最後は指から血を出すことになったという(「私の若い頃」)。今ではもっぱら剣道はじめ武道の言葉となった寒稽古である。だがかつては三味線や箏、長唄や常磐津などでも寒中に厳しい鍛錬が課せられた。こと芸事では「寒ざらい」「寒習い」とも呼ばれている▲厳寒の中での稽古はかえって精神を集中させ、芸をいっそう高めると信じられていたのだ。寒気が厳しければ厳しいほど、そこで精進する人の身中奥深くに飛躍の種が宿る。そう考えて人々は寒稽古に打ち込んだのだろう(後略)。
私は、中学生においても一年の内でも最も寒く厳しいこの時期に、学業や芸事・スポーツに努力することが、来るべき春に花開かせることにつながっていると信じています。
学校は3学期という1年間のまとめの時期に入りました。4月からの自分の姿を前向きに描き、自己実現に向かって目標を立て、実践してください。
3学期の授業日数は、3年生が53日、1・2年生は56日です。1年生のスキー教室(1月18〜20日)、6組校外学習(1月23日)、第2学年遠足(2月5日)、6組まとめ展(2月20・21)があります。3年生は進路に向けての本番の時期などがあり3学期はあっという間に過ぎ去ってしまいますから、今日から「通常モード」に切り替えて学校生活を再開してください。
また、都内では昨年12月中旬に出されたインフルエンザ注意報が未だ発令中で、その勢いは増しています。「こまめな手洗い」、「休養・栄養・水分補給」、「咳エチケット」、「適度な室内加湿・換気」に心がけ、インフルエンザにならない注意と、インフルエンザにかかってしまったときには、うつさない注意を心がけましょう。
今年も引き続き「安心して登校でき、満足して下校できる学校」「知・徳・体のバランスのとれた向上」に向けて取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。