最新更新日:2024/06/01
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西池袋中学校保護者の皆様へ 運動会の多くの方々のご来校ありがとうございました。 豊島区立西池袋中学校 校長 八尋 崇

校長通信4 7.15

平成21年度校長室通信 NO.4    7月15日発行

「一人一研究」の思い出

 7月21日から夏季休業日が始まります。7月17日に1学期の終業式を行いますので、8月27日の2学期始業式まで実質40日間の長期にわたる休業になります。 生徒の皆さんはこの40日間をどんな風に過ごしますか。何か一つのことを成し遂げる絶好の機会です。 これから私が経験した夏休みの経験を述べますので参考にしてほしいと思います。私は長野県に生まれ高校生まで長野で生活しました。中学生の夏休みは東京に比べ短く、確か7月の下旬から始まり、8月の旧盆が終わるころまでの22〜23日間の夏休みだったように覚えています。一番印象的なことは、友達と3年間様々な研究をやったことです。理科の夏休みの宿題で「一人一研究」という課題がありました。原則的には一人でやるのですが、2〜3人協同でやってもよかったのです。私は3年間仲のよい友達と協同で研究をしました。中一の時は、「糸瓜の研究」中二では「雲の研究」中三では「かびの研究」とそれぞれ違った研究をしました。今思うと、「糸瓜の成長していく様子」、「何時間も雲を見ながら観察したこと」や「色々なかびを繁殖させたこと」など記憶が蘇ってきます。友達とじっくりテーマを検討し、それぞれの役割を分担し、毎日この研究に没頭しました。この研究を通して2つのことを学びました。一つは仮説や予想を立てることを初めて経験したことです。。「かびの研究」では、「こういう条件の中では、かびはこのようになるだろう」「それは○○の理由だか○○である。」と言う仮説を立てる習慣を身に付けました。二つ目は研究をやりっ放しせず、その成果を出し、考察をしたことです。仮説・実践・考察を初めて経験したのがこの一人一研究でした。この経験はその後の私自身に大きな力を与えてくれたように思います。9月には学級内での一人一研究の発表会がありました。自分たちの研究がどうだったか、他の友達の発表からも刺激を受けました。
今、理科離れが叫ばれています。自然の現象や科学的な考えに興味や関心を持ち、主体的な学びを創造していくためには、実体験が必要です。そこからやったという喜びや達成感・成就感が生まれます。
長い休みでしかできないことがあります。皆さん、この夏季休業にぜひ自分にしかできない研究にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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