昨日、６５周年の式典に備え、資料室の片付けと整理を行いました。戸棚の奥や倉庫から、昔の道具や写真がたくさん出てきました。若い先生には、白黒テレビや手動サイレン、火鉢や黒電話、スライド映写機、オープンリールのテープ等々・・・・とても珍しかったようです。中には、

・スライド映写機を初めて見ました。、
・オープンリールのテープって話にはきいたことがあったけれど本物は初めてです。
・白黒テレビ、話には聞いていたけれど見るのは初めてです。
と言う先生もいました。
　私などは、白黒テレビを実際に見ていた人間なので、年齢のギャップを感じつつ、使い方を説明してあげました。　

　写真は、開校１０周年（昭和３４年頃）時の高松小学校の校舎です。
　木造校舎で２階建て。今の校舎とはずいぶん違いますが、正面玄関から校庭へと続く部分には、今も昔の面影が残っています。
　約５５年前の写真ですが、この頃も今と同じように子どもたちが、写真のような校舎や校庭で勉強したり遊んだりしていたと思います。
　写真当時の高松小学校に通っていた子どもたちは、２４学級で１１７０人。なんと１０００人を大きく超えていました。ちなみに１クラスあたりの人数は、平均４９名となります。現在が１４学級で４４６人。１クラスあたりの人数は平均３２名ですから、教室の中は人でいっぱいで、身動きするのも大変だったと思います。
　当時の子どもたちは、今は６１才から６７才。まさに、戦後の高度成長期の日本を支えた年代です。
　写真や昔の道具を見ると、当時の人々の生活が目に浮かんできます。