最新更新日:2024/05/29
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学校の様子では、日々の学校生活について、掲載しております。

3月11日(木)東日本大震災から10年

さて、今日は3月11日でした。あの東日本大震災から今日でちょうど10年がたちました。子供たちは、6年生で2歳ですからもう覚えている子はいないと思いますが、保護者の皆様や我々にとっては、ついこの前の出来事のようにも思います。

 10年前の3月11日は金曜日でした。副校長先生は、10年前のあの日も今日と同じ、旧文成小学校(当時はそのまま文成小学校でした)にいました。あの日は、確か職員会議が予定されていたため全校5時間授業でした。先生は、当時は6年1組の担任で、今と同じ場所にある6年1組にいました。
 地震が起きた午後2時46分はちょっと遅めの帰りの会をしている真っ最中でした。地震発生…。いつもなら地震が起きても、長くても数十秒で収まるのですが、この日の地震は、いつまでも収まりませんでした。収まらないどころか、だんだん揺れが大きくなっていきました。こんな状態でしたが、子供たちは立派でした。防災頭巾を急いでかぶり、机の中に入り、机の脚をしっかりと持ち、誰もしゃべらずただじっとその場が収まるのを待っていました。
 先生は、まず柱やドアが曲がってドアが開かなくならないように、まずは廊下側に移動し、ドアを開けました。そして、大きくなる揺れの中で、窓ガラスの破片が飛んでこないように窓を開け、カーテンを全部閉めました。
 と、その時でした。3階の6年1組の教室から、閉めたカーテンの隙間の先に見えたのは、プールの水が海の大波のように揺れ、鉄棒のあるグランド側に「ザブーン! ザブーン!」とあふれ出てきました。グランドはすぐに水浸しになり、まだまだ海の大波のようにどんどんあふれ出てきました。また、グランド自体も波打っているのが分かりました。
 「大丈夫。大丈夫。」と、子供たちに話しかけながら揺れが収まるのを待ちましたが、今思うと、あのときの「大丈夫!」は先生自身が冷静になるために出た言葉だったように思います。
 先生は10年前の今日、2時46分に体験したあの地震は、今でも忘れることができません。たくさんの方々が地震や津波の犠牲になってしまいましたが、あの出来事を体験した私たちは、次の世代へしっかりと伝えていかなければいけませんね。
 
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