台風の季節ですが・・・
- 公開日
- 2022/10/18
- 更新日
- 2022/10/18
校長メッセージ
秋が日に日に深まり、朝晩はグッと気温が下がるようになりました。日中は汗ばむ陽気の日もありますが、運動会や行楽のシーズンですから天候は気になるところです。ちなみに、現在、台風20号が日本のはるか南の海上を進んでいるのはご存じでしょうか。日本本土へ直接影響がないとあまり関心が寄せられませんが、沖縄諸島近辺では今でも波の高い状態が続いています。
この台風、年間で平均25,26個ほど発生するのですが、多い年では過去に39個(1967年)というのがあり、少ない年では14個(2010年)という年もありました(観測資料のある1951年以降)。ですから、まだまだこれから数個は発生するだろうと考えれば安心できるわけではありませんね。日本では台風は主に番号で呼ばれていますが、実は2000年以降、国際名としてアジア名というものが併用して使われているんです。
このアジア名とは、台風委員会に所属するアジア圏14か国が10個ずつ提案した合計140個からなるものです。第1番目はカンボジアが提案した「ダムレイ」。以降はベトナムが提案した140番目の「サオラー」まで順番につけていくんです。ちなみに現在の台風20号のアジア名は「ネサット」、カンボジアが提案した127番目の名前です。順番につけていって140番までいったら1番に戻ります。年間平均して25,26個程度だと換算すると、6年に一度くらいのペースで同じ名前がやってくるというわけですね。
日本が提案している10個は「コイヌ」「ヤギ」ウサギ」というように星座の名前を使っているようです。台風の被害は深刻ですが、名前だけ見ていると結構おもしろいものですよ。どうでしょう?興味がわきましたでしょうか・・・。
学校長 川合 一紀