人生を歩む上で・・・
- 公開日
- 2022/05/23
- 更新日
- 2022/05/23
校長メッセージ
村の長老が「人生を歩む上で一番大切なものは何かね」と村人に問いました。
村人は皆、黙って考え込んでしまいました。長老は長い時間待ってから、おもむろに言いました。
「人生を歩むとき最初に必要なのは、自信である。自分を信じ、信念をもつことだ。それがなければ、人は何事もなし得ない。建築に例えれば、まず自信が土台である。そして献身が積み上げられて壁となる。献身が建物を上へ上へと組み立てるのだ。そして一番上にきて、すべてを風雪から守るのが英知である。それが屋根にあたる。これらがすべて調和したとき、初めてそこに幸せが来るのだ。」
このお話を理解する上で、ポイントとなるのは献身という言葉でしょうか。まず自分に自信がないと、物事をなし得ることは難しいというのは何となく理解できますね。ただ献身が積み上がるという表現はどうでしょうか。献身とは辞書によれば、自分の利害損失を考えずに人や物事に尽くすこととあります。これをわかりやすく言うならば、人の役に立つことを率先してやりましょうよと言うことでしょうかね。これをずっと続けていれば、人として心の成長が見られるでしょうと。そして英知とは、生きていく上で役に立つであろう経験や知識のことですね。心が成長し、自信をもって生きていくとき、役に立つ知識や経験があれば幸せになれるのですよ、と長老は言っているのです。
う〜ん、理解するにも実践するにも難しいですよねえ・・・。
学校長 川合 一紀