学校の様子

社会科見学(裁判所・国会):6年-【2】

公開日
2013/10/31
更新日
2013/10/31

6年生

 10月31日の6年生の社会科見学の最初の見学先は、警視庁から道を挟んで反対側の東京高等裁判所です。最初に煉瓦造りの立派な建物である法務省を道路から眺め、次に高等裁判所と地方裁判所の両方が入っている建物に到着しました。
 裁判所の入り口は、弁護士バッチを付けた人が頻繁に出入りし、緊張感が漂います。中に入り、裁判所で一番大きな法廷である101法廷に通されました。傍聴席だけで100はあるそうで、大きな事件の審理にも多く使われているそうです。今回は模擬裁判の体験ということで、それぞれ希望者が役割を分担しました。一番は3名の裁判官、その中の1名は裁判長となり、裁判の訴訟指揮に当たる重要な役目です。裁判官が着る本物の法衣も使わせていただきましたが、子どもたちには若干大きめでした。その他、検察官が3名、弁護側の弁護士が3名、それぞれの証人が2名、そして今回は刑事事件のため、刑事被告人が1名、要は犯人です。さすがに希望者は1名だけしたが、進んでやってくれました。その他の人は傍聴者です。
 事件は、コンビニに強盗に入ったという想定で、傷害致傷の罪です。台本はあるものの迫力ある検察側の追究や論理的な弁護側の受け応えなど、裁判官による審理が続き、判決となりました。判決は、傍聴の人が手を挙げて決めたのですが、やはり有罪の人が多くなりました。本物の法廷での裁判体験は貴重な機会でしたが、みんななかなかの役者ぶりでした。この辺もテレビのドラマで見る機会が影響しているのでしょうか。案内してくださった裁判所の広報の方からもお褒めの言葉をいただきました。
 裁判所敷地内からは写真撮影禁止ですが、模擬裁判だけは撮影可能でした。学級や学年だよりへの掲載や学習に利用するのであればいいが、ホームページへの掲載などはNGということで、残念ながら内部の写真はありません。