今年から２階職員室の前にある部屋が「やすまるーむ」という部屋になりました
時折、「この中って？」という質問を生徒がしてくれるので、今回はチラッと（本当にチラッとですが）中の様子をお伝えします

そもそも「やすまるーむ」とは、さまざまな理由から学校へ来るのが難しくなってしまった人が、『授業』や『多くの人との関わり』などを気にすることなく「まずは学校という場所に来てみること」に挑戦していくことをスタートにした場所です

ですから、部屋の中には、みんなが日頃過ごしている教室には無いものもたくさんあります
「それで学校に来たことになるなんていいなぁ」と感じてしまう人もいるでしょう
私も中学生だったら、同じように思ってしまうかも知れません

ただ、それくらいリラックスした環境を整えて、やっと週に１〜数回、短時間学校に来られる
そういう人もいるわけです
何が悩みで、何なら大丈夫かは本当に千差万別です

都大会に出場することが目標の人にとっては、オリンピック金メダリストは悩みなんかなくキラキラしていると感じるかも知れません
でも、金メダリストからしたら、プレッシャーや知り合い以外からも受ける過度な期待など悩みは尽きないかも知れません

あなたにとっては「え、そんなの全然平気じゃん」ということも、誰かにとっては「ずっと心から消せない一瞬」かも知れません
それは、強いとか弱いとかそういうことでは無いはずです

５年後、10年後に笑顔で幸せに生活しているために、いまはこうした「やすまるーむ」が必要な人がいます

そして、みんなが千川中学校を必要としている仲間です
２階の廊下を通るとき、「やすまるーむ」に電気が点いていたら「ここにも前に進もうとしている人がいるんだな」と、形は多少違っても、同じく前を向いている人がいるということを少し考えてみてください

「やすまるーむ」に通う生徒も、校舎から響いてくる声や音から、いろんなことを感じ、自分の未来を考えて「今できること」を大切に進んでいってください
知っていてほしいなと思います

放課後、美術室で活動をしているアートクラフト部を覗いてきました

みんなで集まって「マカロン」を作るためのパーツを、楽しそうにお喋りしながら作るグループ
「こだわりの一品」に入魂している男子２人
一方では、女の子の描き方をレクチャーし、練習している女子２人

それぞれが自分たちで課題を見つけて楽しそうに、のんびりと活動をしていました
好きなことを好きな人と楽しく取り組めるのは素敵なことですね♪

１年生が、運動会の作文と定期考査の学習計画表作成をしていました

わからない漢字を国語の教科書の付録で調べたり、担任の先生に質問に行ったりしていました
どんなことを書いているか覗きに回ると、運動会の思い出を話してくれる生徒もいました

また、６月の定期考査に向けた学習計画表の作成では、なかなか定期考査のイメージができずに困っている生徒もチラホラ

小学校で定期的に実施していた確認テストとは、わけが違いますよ
４月からの授業をしっかり復習をして、定期考査までの課題に取り組み、自分で計画した学習をし
それでも100点なんて取れない
そういうテストです

何事も最初が肝心
高得点が取れるに越したことはありませんが
まずは「自分が取り組んだ部分については正解する」ことを目標に頑張ってみましょう

これまで担任した３年生の多くが言っていましたよ
「１年生のうちから、もっとやっておけば良かった…」って

運動会で書道部が書いた「挑戦」は、中央階段に掲示されています

こうして掛けられている状態で見ると、あらためて「かっこいいなぁ」と感心し、思わず角度を変えて何枚か撮ってしまいました

大きな筆で、大きな紙に書くのは、全体のバランスを考えなければならないので、想像以上に難しいはずです
(しかも運動会の場で失敗せずに書くなんて！)

というわけで
そんな失敗できないシチュエーションで書いたんだなぁという気持ちで次は「挑戦」を見てみてください

　

閉会式の最後に、３年生の実行委員全員それぞれから全校生徒向けに話がありました
多くの実行委員が来年の運動会の盛り上がりを期待していますという内容でした
中でも「来年はみなさんが今年以上の運動会にしてください」と、さらなる成長を後輩に託す言葉もあり
全力でやりきったからこその、次の後輩へ託そうと思える姿だなと感心しました

３年生が引き続き千川中学校のリーダーとして立派な背中を見せ、後輩がそれに続くことが楽しみですね♪