最新更新日:2025/01/08 | |
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「アジェンダ」と「レジュメ」
会社などの組織に所属していると会議というものがあります。中には、延々と数時間も会議をしているなんて話も聞きます。疲れてしまってコックリコックリ・・・、なんてしてしまいそうですね。勿論ですが、学校にも職員会議という会議があります。他にも、学年会議や分掌会議等々、様々な名前の会議があります。この年度末年度初めには会議が多いものです。
効率的に有効な時間を使いたいですよね。そこでの時、重要になるのが「今日は何を話し合うのか」という議題です。そしてその議題に沿ってあらかたの行動計画を示したものが「アジェンダ」という会議等で話し合う内容をリスト化したものです。これを事前に配っておくと、「ああ、今日はこの話か、ならばあの資料を事前に調べておこう」という具合に、会議参加者の意欲向上と会議時間の効率化が図れるというものなのです。 一方で「レジュメ」とはフランス語。講演会などで講師の先生が自分の話のあらすじや項目を示したものです。お話し好きの講師の方などは、レジュメがあってもあっちこっちに話が飛んで、結局、時間オーバーして「何の話だったの?」ってこと、よくありますよね。延々と何時間も会議をしている事例を聞くと、最初に会議主催者が「さて、今日は何を話し合おうか」と言ったり、参加者が美辞麗句を並べて空気を読んで発言したりと、本質的な内容に踏み込むまでの時間が長いのですね。「アジェンダ」も「レジュメ」も適切に作成して、何よりも「会議が終わった時に、どういう状態でありたいか」「議論をどう収束させたいか」という主催者側の強い意図がないと効率化は難しいのかもしれませんね。 学校長 川合 一紀 学習発表会を行いました自分たちの作品だけでなく、他学年の作品からも多くの刺激を受けながら鑑賞できました。 花は咲く
3月11日で東日本大震災から11年目を迎えます。今もなお行方不明の方々が2500名以上もおり、その帰りを待つ人がたくさんいらっしゃるのです。遺体を目にしていない以上、亡くなったとは受け入れられない、けれど悲しみに暮れてばかりはいられない10年が過ぎました。
「花は咲く」という歌は東日本大震災で被災された方々への復興ソングとしてNHKによって制作されました。 作詞の岩井俊二さん、作曲の菅野よう子さんは二人とも被災県の出身だそうです。この「花は咲く」は震災で亡くなった人の目線で書かれた歌だといいます。ただ歌詞のところどころでは、残された人たちの思いも歌っているように聴こえるのです。 私は、「いつか生まれる君に、私は何を残しただろう」という歌詞に心が揺さぶられます。自分は直接的に大きく被災したわけではないけれど、この教訓をしっかりと後世に伝え残しているだろうか、と自問するのです。だから毎年この時期にはこの話題を持ち掛けます。 教育者としても、大人としても、一人の人間としても、未来を切り拓く後世に向けて・・・。 学校長 川合 一紀 |
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