最新更新日:2024/12/25
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過去の扉をしっかり閉める

 人は、心の持ちようによって、幸せにも不幸せにも感じられると思いませんか。例えば雨が降ってしまってせっかくの運動会練習が出来なくなってしまった。これは小さな不幸かもしれません。しかし人によっては、体調が悪いので今日雨が降って運動会練習がないのは良かった、と思う人もいます。その人にとっては小さな幸運でしょうか。人それぞれに幸せや不幸せの受け留めは様々であり、それはその人がどのような気持ちで受け留めるかにかかっています。その気持ちを作っているのがこれまで生きてきた過去から現在までの軌跡に他なりません。
 人は、前に進むために、過去の扉を一つ一つ閉めながら、未来の扉に手をかけます。そしてとかく人は、一度に二つのことが出来にくいので、過去に目が行くとき、未来には背中を向けていることが多いのです。過去の扉が開いていると、つい懐かしくてそちらを見てしまいます。でもしっかり過去の扉を閉めて前を向き未来の扉に向かわなくては前進しません。前向きに生きるとは、どんな過去であっても、過去の扉に背を向けることではないでしょうか。
 今言ったように、人は、過去によって創られてきたわけです。閉じようにも閉じられない過去もあるでしょう。だからどうしても閉じられない過去があるなら、それを正面に据えてみてはどうでしょう。未来の扉が開かなくなったとき、過去の扉を後ろに据えるのではなく、前の方に、未来の方に置いてみれば、そこから未来が見えてくることもあるのではないでしょうか。


                      学校長  川合 一紀

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本当の読書好きに

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 このほど、国立青少年教育振興機構の調査結果から、小学生から高校生までの間に読書量が多かった人は、大人になった時に、「物事に進んで取り組む意欲」(主体的行動力)や「一時的な記憶力」(認知機能)などが高い傾向にあると報告されました。この読書による効果については、これまでも幾度かお話してきましたが、今回興味深いのは、この読書量の多い人は普段からどんな生活をしている人が多かったのかについても調査しているのです。
 それによると、「普段から本を持ち歩いていて暇があると本を開いていた」「積極的に地域の図書館に行き本を借りていた」「ジャンルを問わずなんでも読んでいた」「何度も同じ本を、思い立ったら繰り返し読んでいた」「本文だけでなく目次、前書き、解説など本文以外の部分も楽しみにしながら読んでいた」「小中高生の時に図書委員、子ども図書、読書コンシェルジュの活動を積極的にしていた」「併せて絵本もよく読んでいた」というわけなんです。
 一方で「1日に読むページを決めて読むこと」「著者がどのような人か理解してから読むこと」「学校や区の推薦図書を選ぶこと」を多く経験した人は、実は本の内容や興味とは多少離れてしまい、いわゆる「やらされ感」から読んでいたので、結果的に読書量を少なくしてしまう傾向にあったというのです。う〜ん、学校では推薦図書を薦めたり、1日何ページか読んで読書記録をつけたりなんてしていますよね。本当に自分から興味をもって読書をすることが何よりなんですよねぇ。


                      学校長  川合 一紀

生徒会認証式が行われました

リモートで生徒会認証式を行いました。
生徒会役員のみなさん、委員会のみなさん、よりよい池袋中学校になるよう後期の活動よろしくお願いします。
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豊島区立池袋中学校
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