最新更新日:2024/12/25 | |
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9月25日(土) 3年:スピーキングテスト 1,2年:伝統文化芸能体験
9月25日は、としま土曜授業の一環として、3年生は「都学力調査スピーキングテスト」、1,2年生は伝統文化芸能体験として「雅楽」の鑑賞をオンラインで行いました。オンラインですので、雅楽では音が途切れるなどのアクシデントもありましたが、ほぼすべての生徒が興味関心を持って鑑賞できたようです。
1年生歯みがき指導避難訓練を行いました
近隣での火災発生を想定し、中学校のグラウンドへの避難訓練を行いました。
生徒会選挙が行われました新しい生徒会役員のみなさん、池袋中学校をよろしくお願いします。 ミュー株って何だ!?
新型コロナウイルスが蔓延しだしてから1年半ほど経ちましたが、未だに終息していませんね。それどころか変異株といって、より感染力が強いとかワクチンの力を弱めるとか心配材料が話題になっています。そんな中、新たな変異株としてミュー株というものが注目されているようです。
そもそも新型コロナウイルスは、中国の武漢で発見された従来株から度重なる変異をし感染が広がり、アルファ株というイギリスで発見されたものがその次の流行として世界を席巻しました。さらにはベータ株やデルタ株など、国の名前をつけることに抵抗がありギリシャ文字が使われるようになったのですね。 実はこのウイルス株は、WHOによると「懸念される変異株(VOC)」としてアルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株の4種類を挙げ、また「注目すべき変異株(VOI)」としてイータ株、イオタ株、カッパ株、ラムダ株、そして今回のミュー株の5種類を挙げているのです。「そんなにあるのか!」と驚きますよね。しかし専門家のお話によれば、ウイルスは変異をするものらしいのですよ。そういえば先日イータ株に感染した方の報告もニュースになっていましたね。この変異は時には弱まってくれることもあるようですが、強まることを心配しての「注目すべき変異株」というわけです。 ん〜、やはり人類はウイルスとの共存を目指すしかないのでしょうかね。 学校長 川合 一紀 ミノタウロスの皿
「ミノタウロスの皿」という漫画をご存じでしょうか。この漫画は、昭和44年(1969年)に小学館のビッグコミックに掲載された藤子・F・不二雄さんの短編漫画です。短編ながらも、自分の価値観が絶対的に正しいと思い込むことの危険性について考えさせられる作品です。あらすじを載せます。
宇宙船の事故で地球によく似た惑星に緊急着陸した主人公は、その星でミノアという少女に救出される。その星は、地球でいうところの牛に酷似した種族が支配する世界で、彼らは地球でいうところの人間に酷似した種族を家畜として育てていた。地球のウシと人類が逆転したような世界に唖然とするものの、主人公は美しく気立てのいいミノアに惹かれる。しかし、当のミノアはその家畜の中でも特に育ちの良い食用種で、最高級の食材「ミノタウロスの皿」に選ばれ、民衆の祭典で食べられる運命にあると知り、愕然とする。主人公は喜んで食べられようとするミノアを助け出そうと説得に奔走するが、彼女にも高官にもまるで話が通用しない。猶予が無くなり、光線銃を片手に強行手段を取ろうとするものの結局は救出できず、迎えの宇宙船に乗り込んだ主人公は、ミノアのその後を想像して泣きながらビーフステーキを食べるのだった。 いかがでしょうか。宇宙船の故障で主人公が偶然たどり着いたのは、牛の姿をした生き物が生態系の頂点に立ち、人間の姿をした生き物が家畜として飼育されている星だったのです。そこでは牛が人を食べるのが当たり前で、それを「非常識だ」と訴える主人公こそが異端であるわけですが、主人公は自分が正しいという前提を疑わず、一方的に主張を押しつけるのです。私たちは「常識」や「ルール」を絶対的な普遍性をもつものであるかのように思い込んでしまいがちですが、価値観は時代やそれぞれの立場によって異なるもの。このような関係では真の意味での対話は生まれませんね。自分の価値観を「それっておかしくない?」「こんなふうにも考えられるんじゃない?」と疑ってみることが歩み寄る第一歩であるということを教えてくれます。 オリンピック・パラリンピックが終了しました。沢山の感動を得た方々もいる一方で、様々な偏見や価値観の違いを痛感した今年の大会でした。「ミノタウロスの皿」は、多様化した現代において非常に示唆に富んだ作品ですので、機会があったらご覧いただいてもいいかもしれませんね。 学校長 川合 一紀 ヒアリでひやり!ところで、気になるニュースを見つけました。ヒアリ(火蟻)の日本への侵入が心配だというものです。ちょっと前になりますが日本で初めて火蟻が発見されたのは2017年のこと。中国の広東省広州市から神戸港へ貨物船で運ばれた海上コンテナの中から発見されたのです。その後2019年には品川の港湾埠頭で野生の巣が発見されました。つまりこの2年間で、駆除したつもりが繁殖していたというわけです。火蟻の被害はアルカロイド系の猛毒ゆえに、人間は刺されるとアナフィラキシーショックを発症する場合があるといわれ徹底駆除の対象となっていました。ところが未だに海外から輸入コンテナ等に付着し持ち込まれている状態です。特に中国広東省の火蟻分布は2005年に発見されて以降拡大の一途をたどり、現在では3倍以上に拡大しているとか。日本の環境省は「元を絶たなければ意味が無い」とばかりに広東省の現地視察をし、現地の説明を聞きます。そこでは火蟻駆除専門会社を設立したりドローンで徹底駆除をしたりとかなり努力をされていると認識し帰国。しかし実際はその後の拡大を抑え切れていないのが実態です。 新型コロナウイルス同様に、火蟻もまた、国際経済の潮流に乗って全世界に蔓延してしまうのでしょうか。とても気になるニュースでした。 学校長 川合 一紀 |
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